ある目的を達成するため、或いは、問題を解決するために、様々な人や組織が関与するとき、これらを統制するのは極めて難しい。
そもそも、同じ目的や意識で成立している人や組織であればよいが、たいていの場合は、これが異なる。また、それぞれの人や組織、特有の常識や事情がある。
このような状況の中で、一時的にある問題にむけて一体となって行動する必要がある場合は、認識の違いにより、思うように統合的な行動ができない。
このような時に最低限必要なことは、
『同じ絵を見ながら話す』
ということである。
当たり前のようにも見えるが、これがほとんどの場合できていない。
同じ絵を見ているつもりでも、実際は異なり、これが問題となり、認識の違いや行動の違いを生乱す。
情報の共有といってしまえば、簡単だが、時系列で変化する情報を統合的に管理し、これを見ながら行動できるような状態を作ることが意外に難しい。
この点に注目し、多くの人が同じ土台で考え、検討し、行動できるようにするためのものを、
『Common Operational Picture (COP:共通状況図)』
と呼んでいる。
【参考】
・Common Operational Picture (COP:共通状況図)
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