2010年4月11日日曜日

『プロフェッショナル』って、何のことだと思いますか?

『プロフェッショナル』というものについて、今まで様々な人により語られてきました。

TV番組
・プロフェッショナル 仕事の流儀, NHK
書籍
・プロフェッショナルの条件, P・F. ドラッカー
・ザ・プロフェッショナル, 大前 研一
・プロフェッショナルたちの脳活用法, 茂木 健一郎
・プロフェッショナル原論, 波頭 亮
これらや、多くの方のブログなどにおいても、語られています。

これらをみると、何か、「スペシャリスト」的に捉えていたり、かなり高度な知識や経験を持っている人を指していたり、また、そんなプロフェッショナルが持つべき「心構え」的なものに注目している場合が多いような気がしています。しかも、いずれも、ちょっと、普通、「そんな人いるのかなあ」と思うほど、志が高いものを言っている場合もあります。そして、一般の職業ではなく、弁護士、会計士、コンサルタントなどの特殊な職業と同義で使用する場合もあります。

しかし、このブログでの定義は、このような意味での「プロフェッショナル」というものではありません。ここでは、
プロフェッショナルとは、その仕事で生活している人
と定義したいと思います。

何か、あまりかっこよくないかもしれませんが、「プロフェッショナル」というのは、かっこいいものではなく、
・期待されていることを、期待されているように人
・当たり前のことを、当たり前のようにキチンとやる人
・行為や結果にムラノない人
・その仕事を生業としている人
・一般の人がやれないこと、やり難いことをやる人
といったことだと思っています。

以前、私自身も、特殊な職業で、ちょっとカタカタであることもあり、カッコいい、収入も高い人などのイメージで捉えていたところもありますが、仕事を始めてから20年以上経ち、いろいろな職業、人、場面を経験して思うのは、「プロの凄さは、毎日同じ事を同じようにやること」だと思うようになりました。
これが、意外に誰でもやれるようで、そう簡単にはできないことではないと。アマチュアなら、土日や、やりたい時にやればよかったとしても、プロフェッショナルとなると、そうはいかない。やれたり、やれなかったりでは、すまない。そう思うようになりました。

このような背景もあり、このブログ、「プロフェッショナル・マインド」では、このような定義とし、特に、特殊な専門職を対象とするのではなく、誰でも、その仕事で生活しているのであれば、「プロフェッショナル」と呼び、そして、そのプロフェッショナルの「前向きで、高尚な心構え」ではなく、「仕事をする上での当たり前なマインド」について考えて行きたいと思っています。

従って、
・特に特殊な職業でもない、普通のサラリーマン
・これから、学生等の「アマチュアな世界」から「プロフェッショナルは世界」へと進む人
・仕事をして長いが、「プロってなんだろう」と思っている人
・あまり、人から注目されるような仕事とは言えないが、でも、その仕事をずっと続けている人
・カッコよさだけじゃないと、何か気づいた人
・地味な仕事を率先してやっている人が、会社で評価されていないことに疑問を感じている人

など、こんな方に、このブログを見ていただければなあと思っています。

こんな、コンセプトで「プロフェッショナル・マインド」について、考えて行きたいと思います。

ご意見等のある方は、ぜひコメントいただければと思います。

【参考】
Professional Mind (プロフェッショナル・マインド)

1 件のコメント:

  1. プロフェッショナル・マインド研究家さん

    私も、特に最近、なんかおかしいよなあと感じていました。
    私のブログでもちょっと紹介しましたが、リアリティのない本が多すぎるように思います。職業にフォーカスするというのは、たいへん共感できるないようです。

    「人物」ではなく「職業」についての方が、特殊なケースではなく、再現性のあるものだと思います。

    たいへん参考になります。

    kipperworld
    http://ameblo.jp/kipperworld/

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